通信制はスクーリングの日数が限られているので、正直なところ生徒同士の繋がりはそれほど強くないと思っていました。
その方が人付き合いに煩わされずに済みますし、人付き合いが苦手な人にとっては気持ちが楽でしょう。
ところが、意外にも友達がいる人は珍しくなく、限られるスクーリングでもお互いのことを知ったり友情を育んでいる人が少なくないことを知りました。
今はネットをコミュニケーション手段に取り入れているところもありますし、生徒同士もネットでやり取りできるので、対面の機会が少ないことはそこまで友情の妨げにはならないようです。
むしろ、毎日顔を合わさない分、適度な距離感でコミュニケーションを図れるのが良いのだと思われます。
自分も見学したり体験入学をしたことがありますが、確かに普通の高校とは雰囲気が違います。
それは良い意味でも悪い意味でもそうですが、個性的な人が多くてファッションにはわりと寛容な点です。
加えて、悩みを抱えている人が少なくないからか、他人を否定する人より受け止めたり共感する人が多い印象です。
これなら普通の学校に通うのが難しくても、卒業を諦めずに通学できそうだと感じました。